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日々のアウトプット場所。

ABDで発表するまでの準備(2)

昨日、エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計の「第3部 より深い洞察へ向かうリファクタリング」(8章の手前まで)をABDの担当としてまとめの発表をした。

これにあたって準備をしてきた事のメモを前回に引き続いて残しておく。

hacktion.hateblo.jp

前回では読み始めから、発表資料の作成まで5つのプロセスを振り返った。
このうち、「3.メモを取りながら読む」と「4.図示しながらまとめる」について、どんな風に行ったのかを残しておく。

メモをとる

最近、メモはiPadで取る事が多くなりました。 メモは「GoodNotes5」という有料のアプリを使っています。
Apple Pencil2を使う事で、手書きしながら考えるという事ができ、図を描く事もできるので、理解が深まる気がします。

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まずは、読みながら取るメモになるので、本文中で大事だと思った事や、気になった事、それに対して考えた事など、
テキスト多めでメモを取りました。
また、書き留めたメモに対して関係だったり、連想した事などを書き足したりします。
自分の考えや推測は色を水色に変えたり、特に重要だと思ったところをオレンジ色に変えたりと、色で情報を分けたりしました。

メモの一部

これが、「深いモデル」サブセクションのメモです。
エヴァンス本は日本語がまわりくどいものが多いなという印象を受けたり、比喩的な表現が多い印象を受けます。
なので、この時点で図解できそうなものは図で描いて整理したりもしています。

iPadApple Pencilだと細かく書き消しができるので、とりあえず書いてみて、違うなと思ったら書き直せるのがよかったです。

また、このメモをさらに咀嚼したブログのエントリーはこちらになります

hacktion.hateblo.jp

まとめる

メモとブログにまとめたものを並べて、エヴァンスさんが本当に言いたい事を表現を変えていきます。
使える図はそのまま使ったり、少しレイアウトを変えてみたり。
実際に発表する事を意識して、図を書く場所とかも検討します。
なるべく図をメインにして文字は減らす事によって、重要と受け取ったワードを目立たせる事ができました。

この作業をやっていて、新たな気付きもありました。
ドメイン駆動設計は2本の足で立つ」というワードがよく分かっていなかったのですが、
「2本の足で立つ」→「目標に向かって歩く事ができる」という風に言い換えるとすごく腑に落ちました。

発表資料の一部

これが「深いモデル」サブセクション部分の発表スライドです。
使える図やイラストはそのまま利用して、レイアウトであったり情報を整理しています。
また、特に話を聞かなくても、重要そうなもの、キーになるもの、同じ色だと情報の区別がつけづらいものに対して色を変えています。

さいごに

今回、短いページ数ではあったのですが、エヴァンス本と真剣に向き合い、理解しようとした事は、とてもいい経験になりました。
本を読む際にこういったプロセスで理解を深めていける事も発見できました。
本は速読できる人もいたり、私みたいに図解してみたりと、いろんなスタイルで理解を深められると思います。

また、エヴァンス本に対しての興味も深まりました。
正直エンティティとか、オブジェクトとか用語でまだつまづきを感じているレベルではあったりするのですが、他の本も併せて読んでみたり、
反復して読んだりして、長く時間はかかるかもしれませんが、理解する事を諦めずに読んでいこうと思います。

しばらくエヴァンス本関連の学習しかできてなかったので、8月の残りは別の学習をします・・・。
エヴァンス本興味ある方はこちらからどうぞ。(高い)

amzn.to