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エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計の第3部を読む(4)

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計の「第3部 より深い洞察へ向かうリファクタリング」(8章の手前まで)の私的まとめの第4回。「発見のプロセス」についての私的まとめです。

発見のプロセス

目標となる理想のモデルを作るためには、「ドメインと最も関連の深い中心となる概念をとらえるモデル」を探し出す必要がある。
そして、それを設計に取り入れないといけないが、コードリファクタリングが難しい状態になっていると、モデリングプロセスが止まってしまう。
そのため、ソフトウェア開発者のためのソフトウェア作成方法(=コードリファクタリングがしやすくするための手法?)を利用する。

最も関連の深い中心となる概念をとらえるモデルを発見したとして、それを上記の方法でソフトウェアに還元するには、モデルの定義をより厳密にしていく必要があり、高度な設計テクニックが要求される。
こういったプロセスは、創造性と試行錯誤が必要。
その解決策とまではいかないが、探究すべきポイントを減らせるように、「アナリシスパターン」や「デザインパターン」といったものを利用する事で、試行錯誤する対象をドメインに関するところに集中ができる。(11章、12章で解説される)

感想

「自分のためではなく、ソフトウェア開発者のためのソフトウェア作成方法」という表現がすごく気持ち悪いなと思った。おそらく自分だけよければいいというのではなく、きちんと他の開発者が見てもわかるようにする方法という事何だろうと思うけど・・・。10章の解説に期待かな。。
あと、「生産性」って何を指しているのだろう?

あと、8章の「ブレイクスルー」への繋ぎが、ここに紛れているのは、正直不要だったように思う。。。